なかのひと(ソフビ可動改造解説・前編)
ンンッ!デッ!
どうも、タクムです。
この記事では、自分流の針金素体の作り方をレクチャーしていきますよ。
用意するものはこちら!
- 2mm径のアルミ針金
- アルミホイルか隙間テープ
- ビニールテープ
- ラジオペンチ
- ハサミ
です。
それではやっていきましょう! まずは首~脚までを構成する、芯となる部分。
結構な長さで針金を切っていますが、これでOK。理由は後で説明します。
次に、針金を中心で曲げます。
そしてこれをねじります。ソフビのサイズに合わせてねじりましょう。この素体は500ソフビを基準としています。
この時、折れ曲がっている部分をラジオペンチで挟みながらねじると作業しやすいです。
そして、下の画像ぐらいまでねじったら……
二又になっている部分に、別の針金を組み込んでいきます。これは下半身をなるべく重くすることで、ソフビを被せた時の安定性を増やすためと、補強のために行っています。
どの針金が何のために使われているかをわかりやすくするため、針金の色を変えています。
個人的にこの作業、股間側(二又になっている部分の基点)から始めたほうがやりやすいと思います。
そして先ほど説明を後回しにした、針金を長く切った理由。それはこの作業のためです。針金の長さを最初からソフビの脚の長さにきっちり合わせると、この作業をした時に長さが足りなくなってしまうので、余裕を持たせたサイズで切るのです。短くするのは後からどうにでもできるので。要するに、長いほうが調整しやすいのです。
そうやってねじっていくと、こんな感じになります。
今度はここに、腕のフレームとなる針金を装着しましょう。この時も、やはり長めに切ったほうがいいでしょう。
大まかな位置を決めてから、ねじります。
かなり人型に近づきました。これでベースとなる素体は完成。
続いて、肉付けをしていきます。使うのはこちら。
どこにでもある普通のアルミホイル、これを適当なサイズで切り出します。
それをさらに小さく千切って、
針金ボディに巻きつけていきます。
それを何回か繰り返すとこんな感じに。
「ソフビ内部の空洞と比べて細すぎないか?」と思うでしょうが、これからビニールテープを貼っていくので、そこで調整したほうが賢明です。
さらに脚にもアルミホイルを盛りつけていきますが、ここでポイントが二つ。
まず、脚に巻くアルミホイルは角度をつけています。これは脚を動かす時のためで、確証はありませんが、真っ直ぐよりもこのほうがよさげなのでこうしています。
次に、アルミホイルの盛り方。ある意味では当然ですが、太ももの部分が太くなるように盛っていきましょう。
こんな感じになったら、首にも同様の作業をします。太くなりすぎないよう、注意して巻きましょう。くれぐれも、この段階で厳密な太さの調整はしないように。
腕になる針金にはアルミホイルを盛らず、ビニールテープで肉をつけていきます。タイミングもソフビを被せてからなので、後編に回します。
それでは素体作成の最後の作業。ビニールテープ貼りです。個人的に、一番こだわってやっているのがこのビニールテープ貼り。それではやっていきましょう。
まず、ビニールテープを切ります。この素体はウルトラマングルーブに使おうと思っているので、テープのカラーは黒を選択。適当な長さに切ったら、まずはこのように貼りつけます。
左右両方に貼ったら、今度は開脚。腹部から股間を挟むようにテープを貼ります。
そうしてから、脚の内側にもテープをペタリ。
ここまでやったら、胴体をテープでぐるぐる巻きにします。
脚にもぐるぐると。
首にも貼っていきましょう。まずは首を挟み込み、かつ胴体に固定されるように貼ります。
こう貼ってから、
首を挟むようにして、テープを裏側に折りましょう。そして、テープの余白を押さえ込むようにぐるぐる巻き。
一つ前の画像と比較すると首が細くなっていますよね。余白をしっかりと押さえ込むと、こんな風になります。
これにて大まかな作業は完了です。最後に針金やアルミホイルが覗いている部分をテープを貼ってリカバーしたら、素体の完成。
ここにソフビを被せていきます……が、それは次の記事で解説します!お楽しみに!
様々な事情(破損や調整ミス)でお役御免となった者達の亡骸